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休んじゃおうかな。。。



朝、制服に着替えた煌太郎(おうたろう)が、もう一度布団に戻って来て、「起きたくない」と駄々をこねていました。


その横で、初美さんが見守っています。


一度、制服に着替えやる気になったのですが、また、布団に戻ってしまうと、起きたくなくなってしまったようです。


姫野は、パンケーキとウインナーと目玉焼きの朝食を作っていました。


煌太郎の気持ちは本当に良く分かります。


姫野も、しょっちゅうそうなります。


「息子よ。人生はそんなことの連続です。」


そして、親は「木に立って見る」と言うように、どんなに着いて行きたくても、『見る』までしかできないのです。


代わりに学校に行くことはできないのです。


もっと言えば、煌太郎の人生なので、やってあげてはいけないのです。


出来ることと言えば、隣りで見守ることと、パンケーキを焼くことぐらいなのです。


転んでも、また、立ち上がり、歩き出すしかないのです。


煌太郎に言っているのか、姫野自身に言っているのか。。。

 
 
 

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