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人生を支える言葉と出逢う

更新日:2021年3月17日



姫野は短大に入学する前、「子どもを自分にいかに引き付けられるか」が大切だと考えていました。

子どもが好きそうな遊びや発言ができ、他の遊びや刺激から、「いかに自分だけを見るように働きかけることができるか」それが、素晴らしい保育士に必要なことだと思っていました。

しかし、保育を勉強していく中で、その考えは覆されていきました。


そのきっかけは、短大の実習中に褒められたことでした。

褒められたのは、設定保育や絵本や遊びの技術でありませんでした。

褒められたのは、子どもたちと保育室からホールへ移動しているときの姿です。

子どもが移動中の私の周りに群がり、手をつないだり、腰回りに纏わりついたりしながら移動していました。

その時、一人の子が姫野のズボンを引っ張りました。

それに対しての姫野の反応が・・・お尻を振る。

なぜと聞かれても私もわかりません。

その場面に対し、誉め言葉を、もらいました。


「あんたは子どもの邪魔にならん」


今では、この言葉の大きさが分かります。

そして数少ない、姫野を支える言葉です。


「子どもを自分の世界に取り込むのではなく、子どもの世界に大人が入っていく」


その意識で保育していくと、子どもの声が聞こえてきます。

このことは、大人の中でも大切なことです。

保育とは人生を楽しく生きるための練習の場所ですからね。

 
 
 

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