人生を支える言葉と出逢う
- himenoya2020
- 2021年2月26日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年3月17日

姫野は短大に入学する前、「子どもを自分にいかに引き付けられるか」が大切だと考えていました。
子どもが好きそうな遊びや発言ができ、他の遊びや刺激から、「いかに自分だけを見るように働きかけることができるか」それが、素晴らしい保育士に必要なことだと思っていました。
しかし、保育を勉強していく中で、その考えは覆されていきました。
そのきっかけは、短大の実習中に褒められたことでした。
褒められたのは、設定保育や絵本や遊びの技術でありませんでした。
褒められたのは、子どもたちと保育室からホールへ移動しているときの姿です。
子どもが移動中の私の周りに群がり、手をつないだり、腰回りに纏わりついたりしながら移動していました。
その時、一人の子が姫野のズボンを引っ張りました。
それに対しての姫野の反応が・・・お尻を振る。
なぜと聞かれても私もわかりません。
その場面に対し、誉め言葉を、もらいました。
「あんたは子どもの邪魔にならん」
今では、この言葉の大きさが分かります。
そして数少ない、姫野を支える言葉です。
「子どもを自分の世界に取り込むのではなく、子どもの世界に大人が入っていく」
その意識で保育していくと、子どもの声が聞こえてきます。
このことは、大人の中でも大切なことです。
保育とは人生を楽しく生きるための練習の場所ですからね。
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